世界文化遺産の下鴨神社は必見だが、その中の摂社である河合神社こそ奥深い必見である。
なぜ河合神社が奥深い必見かというと、今でこそ美人祈願の鏡絵馬で有名になったが、河合神社は、鴨長明の今でいう「プレハブ?」の家(方丈)がある…鴨長明はこの方丈を山科にたて、晩年をすごしたはずなのになぜ下鴨神社?実は、鴨長明はこの河合神社の神官の子として生またからだそうである。
『方丈記』の作者である鴨長明は平安時代のルポライター的存在…しかも『方丈記』の「方丈」とは、4畳半くらいの広さの部屋のことで、解体・組立・運搬が簡単にできる現在の「プレハブ」のような家。鴨長明の方丈を再現したものが河合神社にはあります。
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし…